日光写真で遊んでもらえたかな?

最近は、ピンホール写真関連でワークショップの講師依頼がたまにあって、お話を聞いて受けられそうな時にはお引き受けしている。ヒトミシリで、緊張して人前で話すことが苦手な私が信じられないのだけど、何とかやっている。信じられない。

先日「日光写真であそぼう」というサイアノタイプ・フォトグラム体験ワークショップを子供達を対象にやらせてもらった。

お話があった時は、ピンホールカメラのお話だったのだけど、京エコロジーセンターの11周年記念イベント「あなたのくらしに+1」という、複数のブースが参加し、大勢のゲストが来館されるイベントとお聞きして、短時間でのピンホールカメラワークショップは難しいので、”比較的短時間で体験してあそんでもらえるもの”と、こちらで提案させてもらい実現したもの。

サイアノタイプとは写真の古典技法のひとつで、いわゆる青写真だ。紫外線に当てると青くなり、当てない部分は白くなる。私は写真作品として使っていて、紙や布に薬品を塗って印画紙を作り、モノクロのネガ、あるいは透明シートにプリントしてデジタルモノクロネガを作ったものを印画紙の上に重ね、太陽光に当て感光させる。

フォトグラムは、葉や紙等の物体を印画紙の上に置いて感光させる技法。自由な創造性のある表現ができるから、私は写真のデジタルネガと合わせて作品製作に使っている。

サイアノフォトグラム1

サイアノフォトグラム2

ナイロンに名前や絵を書いてもらったり、用意しておいた材料を使って自由にレイアウトしてもらった。心配していた天気も回復して、太陽光(紫外線)で用紙の色が短時間で変わっていく過程も見て体験してもらえて本当に良かった。持って行った紫外線ランプの露光器だと、時間がかかるし色の変化が目撃できなくてつまらないものね。

準備不足と思わぬ大盛況で、当日のお手伝いをお願いしたSさんとMさんに大変忙しい思いをさせてしまった。進行表を作ること。一人と考えないで、一組と考えないといけないこと。子供と親御さんはセットだ。反省材料はいっぱいある。でも、「すっごくおもしろかった!」って、きらきらした可愛い笑顔で言ってもらえたこと、とてもとても嬉しかった。

Mさんお助けアシスタントをしてくれたMさん、事前実習体験中の図

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