あの日から一週間

何から書いていいのだろう。まず、ここやFlickrで報告したことで温かいコメントを頂いた皆さんに感謝をして止まない。また、グーフィーの事を愛してくださった皆さんにも、この場を借りてお礼を言いたい。


本当にどうもありがとうございました。写真だけのグーフィーしか知らない方がほとんどなのに、こんなに愛してもらっていたことに驚きながらも嬉しくてたまりませんでした。私が今こうしてしっかりしていられるのは、皆さんの優しい気持ちのおかげです。私もグーフィーも、とても幸せものです。


天国に行ってしまった日から一週間前のこと、グーフィーの身体にノミの姿を見つけた。今までグーフィーにノミが居た事がなく、元気がなくなってからというもの、散歩に行く事も困難だったから、動物病院でもらってきたのか、何かと一緒に家に連れてきてしまったのか原因はわからない。痒かっただろうに、それに気が付いてやることも遅れてしまったのは私のせい。エアコンをずっと利かせて、カーテンも締め切っていたこの夏のわが家。繁殖には好条件だったんだろうな…。ごめんねグーフィー。見つけた瞬間から、「うちのグーフィーに何するの!!」と、ムキになって駆除に努めた。動物病院に連れて行って、ノミ駆除のための薬をしてもらった。三本入っていて一本は病院でやってもらい、あと二本は一か月後と二か月後らしい。何分弱っているグーフィーだったので、猫用の小さな薬を処方された。
17日の土曜日の早朝、後ろ足の片方が動かなくなった。7月に前脚の片方がマヒしたけれど、薬とマッサージとサプリのおかげか歩く事ができるように回復したので、今回も直るといいねとマッサージをしてやるがマヒした部分は冷たいまま。お水も飲みに行けないので、ずっと前に外出時用に買っていたけど、グーフィーは下手で使えなかった飲み口がボール状になった水飲み器取り出して水を飲む方法を教えた。水が出てくる事がわかったら、グーフィーは夢中になって水を飲んだ。良かった..。その日は私は写真仲間さんたちとのお月見MeetUpの約束があったので、何かあったらすぐ帰るから電話してねと家人にグーフィーを任せて、お昼前に出かけた。出かけている間動物病院に連れて行って、栄養剤を打ってもらったらしい。それまでは元気なかったけど、病院から帰ったら元気を取り戻したらしい。私が帰宅した時はグーフィーはスヤスヤと眠っていた。動く事ができない彼が気になって、夜はそばに付いていた。
18日の日曜日、家人は仕事に出かけた。グーフィーは朝ご飯は晩までかかって少しずつ少しずつ食べることができた。おしっこもうんちも立てないので大変。お漏らししてもいいようにおしっこシートをお尻の部分にひいてやる。おしっこしたら気持ち悪いらしくて、少し動くので取り換えてやり身体を拭いてやる。晩ご飯は食べないので、好物の果物や牛乳を少しずつ与えた。家人が夕方仕事から帰ってきたので、私は少しだけ眠らせてもらった。その夜は中秋の名月で綺麗な満月が良く見えた。


19日の早朝からグーフィーの様子が明らかにおかしい。動物病院はお休みで、緊急時の動物病院につれていきたいと家人は言うのだが、動かすことも出来ないほどの状態のグーフィー。でも家人の思うようにするといいと思い、webで調べようとしていると….。
10時55分くらいだった。私も家人もいる祭日の日に、二人に見守られて天国へ行ってしまった。本当に死んじゃうんだね。信じられないよ….。
これからどうすればいいのか、もしもの時にとブックマークしておいたペットの葬儀所を調べた。個別火葬してもらって骨は引き取りたい。結局少しでも広島に近い場所でと、豊中のペットセレモニーにお願いした。お棺の中には、大好きだった食べ物と手紙を入れ、私の大好きな花で周りを包んでやった。自衛隊の駐屯地が隣にあって、火葬してもらっている間カーキー色の車両やグランドを眺めていた。4年前の秋に亡くなった私の父は定年まで自衛隊員だった。私の生まれた町に師団があって、その風景は馴染みがある風景で、偶然だけど父が側で慰めてくれているようで、グーフィーを迎えに来てくれたんだなと、なんとなく思った。グーフィーをよろしくね。


グーフィーの居ない生活は、やはりとても寂しいものだ。つい姿を探してしまうし、玄関のドアを開けても、そこに出迎えてくれる彼はいない。家でボーっとしていると涙が止まらないのだけど、ずっと泣いてもいられない。グーフィーを刺していたノミが部屋にしつこく残っていて、私達まで刺しはじめたノミ退治をした。これはあと一回やんなきゃだめかな。グーフィーが使っていた物達も処分しはじめた。ニコニコ笑っている私を見たいに違いないものね。泣いてたら安心して天国でゆっくりできないものね。時々グーフィーの匂いを感じる。見に来てくれているのかな。
動物病院に報告かねて挨拶に行ってもらった。その日のうちに獣医さんから花が届けられた。グーフィーどうする?こんな可愛い花束もらったよ。先生長い間お世話になりました。

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コメント

  1. runner より:

    結局、私は写真でしか知りませんが、文章を読んでいると、とてもしんみりしてしまいます。
    大丈夫だとは思いますが、元気を出してください。:)

  2. Hana* より:

    はじめまして。
    私も3ヶ月くらい前、15年一緒に暮らした犬を亡くしました。
    文章を読んでいて、私も犬が逝ってしまった時のことを思い出し、
    とてもひとごととは思えなくてコメントしました。
    グーフィーちゃんの身体にノミが付いていたのは、
    残念ですが、彼の身体が弱っていたからだと思います。
    うちの子も若いときは藪に入ってもノミひとつ
    付かなかったのに寝たきりになってから
    よく付くようになりました。
    自然の摂理というか、ノミは弱いものにたかるんですね…。
    だからあまりご自身を責めないでくださいね。
    私は先日墓参りを済ませてなんとか落ち着いたところです。
    ゆっくり元気を出してくださいね。

  3. ruka より:

    グーヒーはグヒの事が大好きだから、
    ありがとうワンワンって言ってるよ。
    グヒの笑顔を支えてくれたグーヒーだから、
    この世で沢山「徳」を積んでるし、
    きっと来世は「いよぅ!待たせたなっ」って
    グヒの前に又現れるよ。近い将来に。
    そん時、グヒは気がつかなくても、
    グーヒーはウシャシャって笑ってそばにいるよ。
    ・・・、って、ウサギ達が言ってた。

  4. weblog244 より:

    グーフィーもtearoomさんの笑顔が見たいんじゃないかな
    ゆっくりでいいから、少しずつつ、tearoomさんらしく、ね…(^_^)

  5. misty より:

     大好きな人に最後を看取られて旅立ったグーフィーは幸せだったでしょうね。
    tearoomさん、グーフィーのためにも早く元気になってあげてください。

  6. yukita より:

    グーフィーちゃんは本当に幸せだったと思います。
    だって素敵な愛情を受けて天国に旅立ったの
    ですから…。
    tearoomさんの明るい笑顔を何時も見守って
    いると思います。
    だから元気になって下さいね。

  7. tearoom より:

    自分で書いたくせに、読み返すと涙が出てしまうもので、コメントしていただいてるのにお礼が遅くなってすみません。
    runnerさん
    ありがとうございます。
    前向きなオオカミですもの! きっと大丈夫です:)
    Hana*さん
    はじめまして:)
    優しいコメントしていただいて嬉しかったです。やはりノミは弱ってたからでしたか。そうじゃないかとは思いつつも、認めたくない自分もいましたね。切なかったですね….
    rukaさん
    ウシャシャ顔のグーフィーが頭に浮かんできました:) ありがと!
    weblog244さん
    ありがとうございます。普段はいつもの私なんですけど、ふとした瞬間に襲われるんですよね。「ああ もういないんだ..」って。
    皆さんの優しさに触れた瞬間にも弱いです;P
    mistyさん
    夏には大変失礼な粗相をしてしまってすみませんでした。あれ依頼すっかり恥ずかしくてお詫びもできなくて、ごめんなさい。
    と、ずっと思っていたのに
    優しいコメントいただいて感激しています。ありがとうございます:)
    yukitaさん
    ありがとうございます。生活が変わるってこういう事なのかなと思う毎日です。さあ、どこに行ってもいいんだよ、何時に帰ってもいいんだよって事になっても、慣れてないのでどこにいっていいのかわからない..そんな日々です:)
    季節の変わり目で昨日から少し体調おかしくて、そういう時って気持ちも持っていかれちゃいますよね。早めに直さねば…
    皆様も風邪にはお気をつけてくださいね。

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