dental clinic 1

トラウマで怖くて何年も行っていない歯医者さん。覚悟するときがやってきた。


今の世の中では『心療歯科』というものが存在するらしい。できればそういう所に通いたいくらい、私は歯医者さんに行くのが怖い。もう子供みたいに怖い。誰か付き添ってくれる人がいたら、付いてきて欲しいくらい怖い。そんな情けない私に、とうとう覚悟の時がやってきた。(詳細は恥ずかしいから省略)
昨夜webで歯医者さん探しをした。きっと通い始めると長くかかるから、近くがいいけれど、評判の良い歯医者さんがわからない。調べているうちに、徒歩圏内の歯医者さんが二つ見えてきた。一件は木曜日が休み。もっとも近い歯医者さんについてちょっと調べてみたら、なんとなく、ほんとになんとなくではあるが、この強い恐怖心についてわかってくれそうな感じがした。とりあえず(とりあえずではなく、震えながら が正しい)そこに電話をしてみる。症状を伝えると、30分後くらいに来られるか とのこと。予約だけするつもりで覚悟もできてなかったが、涙ぐみながらフラフラと行ってみた。
「こんなになるまで、どうして放っておいたんだ」と言われたら、そこで帰るつもりだった。そんなこと私が一番わかっている。でもそこの医院の人は、優しかった。レントゲンを撮る時、吐きそうになって涙ぐんでると、ニコニコと「大丈夫ですか? 気分悪くないですか?」と、まるで天使みたいだった。次の診察は月曜日に決まった。放心状態で家までたどり着き、そのまま着替えずに三時間くらいボーッっとしてしまった。とりあえず一番の関門だったところが突破できたことは、私にとってとても大きなことであった。

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