四月の最終日曜日は世界ピンホール写真デー
2001年から始まった世界中のピンホール写真(針穴写真)を撮る人々のお祭りで、その日に撮影した写真を世界ピンホール写真デー(WPPD)のサイトに、タイトルなど付けて一カ月後までにアップロードをするだけの、順位を付けない競わない素敵なイベントなのだ。
私が参加を始めたのは2004年からで、今年で10度目。これまで毎年、大阪近郊でWPPDの針穴三昧の一日を過ごしてきた。でも、今年は違った。

朝の新幹線で大阪から広島へ移動。新幹線ホームでコソコソ針穴。
広島の公園で撮影する予定だったけど、カープの試合がデーゲームでやっていると知り、先に帰省していて迎えに来てくれた夫(まだマツダスタジアムに入った事がない)に「チケットあれば行って見る?」と球場まで偵察に。ビジターパフォーマンス席しかなかったけど、球場に入ってコソコソ針穴。
実家近くで夕空を、橋の上から堂々と針穴。
出来上がった写真の中から、迷って迷って、最後に堂々と三脚立てて撮影した写真を選んだ。WPPD 2013の掲載はここ。
この川の側で生まれ、満潮干潮で景色が変わる河口近くで育ち、結婚して出て行くまで私の町だった場所。橋の上で思い出が溢れてくる。
この広い空と、川面に映る空の色を見て育ったんだな。
あの頃は気がつかなかった。