ピンホール写真芸術学会会員作品展終了しました

2008年8月1日から15日まで北海道紋別市で行われた『ピンホール写真芸術学会 会員作品展』
昨年発足したピンホール写真芸術学会(PPAS)に入会したものの何も活動に参加していなかったので、今回観に行く事はできないけれど、出展参加しました。


大きさと枚数と、カラーかモノクロか、そしてタイトルだけ早めに提出する必要があったためカラーで3枚の組写真『針穴モダニズム』で提出しました。やはりモノクロにすれば良かったかなと写真を選ぶ時に悩みましたが、考えた結果、カラーの良さが出ている東京で撮影した近代建築の写真を3枚選びました。


新宿区河田町にある小笠原伯爵邸
旧小倉藩主家の伯爵小笠原長幹の邸宅として1927年に建てられました。スパニッシュ様式の美しい建物で、現在はスペイン料理のレストランとして活用されています。今年の2月に上京した際、友人にランチを予約してもらって見学してきました。この部分の内側はシガールームになっていて、内側もとても美しかったです。
食事後の短い時間しか内部を撮影できなかったのですが、シガールームは針穴撮影することができました。それはまた別の機会に。


台東区池之端にある旧岩崎邸庭園
しきはんさんが行って針穴してる写真を見て、うわ〜行きたい!って思っていた所です。昨年9月に上京した日に見学してきました。この洋館は岩崎家の迎賓館として1896年に建てられました。ジョサイア・コンドルの設計です。内部も見学できます。ここはまたぜひゆっくり訪れたい場所です。


港区白金台にある東京都庭園美術館
1933年朝香宮邸として建てられました。今年5月に急きょ一泊で東京横浜に行く事ができた際に行ってきました。内部の写真撮影が可能な10月のイベントの時に見に行こうと思っていた場所なのですが、内部が撮影できる時も針穴では難しいだろうなと、下見を兼ねて。その時期はオールドノリタケの展示をしていました。この旧朝香宮邸のアールデコ様式の内部は、まるで宝石箱のようで、ため息がでるほど美しかったです。細部に渡って施された装飾、ラリックのガラス扉や照明など、眺めているだけで幸せでした。
庭園にはちょうど薔薇が満開で、この写真は南側食堂室部分の下に咲いていた薔薇を入れて撮影しました。
東京にある三つの優美な近代建築物。この三枚を出展させていただきました。
ここに来てくださる方で、直接観てくださった方は少ないとは思いますが、どうもありがとうございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. クロちゃん より:

     いつもながら綺麗な作品ですね。
    機会ある時 常々針穴写真撮影
    感心します。
    こちらは針穴は少しお休みして
    110で遊んでいます。

  2. tearoom より:

    クロちゃん さん
    ご無沙汰しております
    >機会ある時 常々針穴写真撮影
    というよりも、”撮影目的に出かける”といったところでしょうか
    写真を撮ってなかったら、きっと出かけてないでしょう;P
    ありがとうございます。

コメントの入力は終了しました。