久しぶりに写真展以外のエントリーを。
撮りたいもの、魅かれるもの、その範囲は広い。
優美な近代建築にも魅かれ、ジャンクションにも魅かれる。
植物や水のある風景、そして町や路地。
もちろん造形美や物体そのものに魅かれることもあるけど、そのものの醸し出す雰囲気、調和、時間、歴史、影、光、なんて表現したらいいのかボキャブラリーがなくて言葉がでてこなくて、誤解を招くような表現になってしまうが、あちらから「こっち見て!」「撮って!」って言われてるような時に写真を撮る。
そんな私ではあるが、見つけたら収集するように撮ってしまうものも数種類ある。そのひとつが係留柱(ビット、Mooring mast)だ。
昨年使ってもらったみなと秋まつりのポスターも係留柱が主役だった。

この写真はピンホール写真(針穴写真)
先日、いつかやってみたいと思っていたことを実行した。
撮影機器はiPhone!

23と書かれた金網越しの係留柱の向こうにも、係留柱があるみたいだったが今回は23番まで。この天保山岸壁は大型外国客船も停泊するから、係留柱も大きいし番号の付いていない補助係留柱もある。柵から出ないように柵が置かれた場所から撮ったから、大きさが不揃いなのはお許しいただきたい。
遠くて近づけなかった3番2番1番。そこでから一段低くなった岸壁から、また1番がスタートする。ここの普段サンタマリア号が停泊している岸壁だ。

大きな係留柱を撮ってる間に、サンタマリアは出港していった。
10番のところで柵が置かれ、11番との間が岸壁の角になる。
振り返ると海遊館が見える場所だ。
そして海遊館所属船「かいゆう2」が停泊していた。この船は和歌山から海水を運んでいるらしい。12,15,16,17,18,19,20と7つの係留柱でしっかり支えられていた。
23番の係留柱の横にUSJと天保山を結ぶ「キャプテンライン」の乗り場である海遊館西はとばがある。海遊館西はとばにもきっと係留柱はあるはずだ。
その先は更に一段低くなっていて、係留柱と呼ぶには小さな杭がある。そしてリトルマーメイド像にたどり着く。振り返るとサントリーミュージアム。
大阪水上警察署の前の広場前から曲り、海の方向へ進むと中央突堤が見える。そこにも大きな係留柱があるのだけど中に入ることはできないから諦めた。
船舶を係留するためだけの柱。上からみるとおにぎりのよう。
かわいい。たくましい。
どこかに係留柱ファンクラブがないだろうか。あったら入りたいな!