神戸の塩屋という場所は、神戸の中でも最も海と山が近い場所ではないだろうか。実際には違いそうだけどそう感じる。山側の洋館群の素敵さに、電車の車窓からいつも山側ばかり見てしまうけど、海側だって負けていない。
塩屋駅を降りて海側に目をやると、すぐ目に入る洋館がある。それが旧ジョネス邸。

1919年にフレデリック・モリス・ジョネス氏の邸宅として建てられて、1945年に山田作之助氏に所有者が移り、1963年に現在の場所に移築されたこの洋館が、現在解体の危機にある。
マンションの建築計画による解体だ。地元住民の皆さんが中心になって、『旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会』を作られて、署名、募金、共同購入等の活動されている。
5月11日の内覧会に行かせていただいた。当日の様子や写真は、いろんな皆さんがブログ等に載せられているので、私は当日少しだけ撮らせていただいた針穴写真で、この洋館の素敵さをお伝えできたらと思う。

入口側は国道二号線。裏側はすぐ海。
広い庭に大きく育ったシュロの木が二本。

内側からガラス越しに見た庭。
奥の植込みの向こう側は瀬戸内海。

階段を昇ってすぐの二階のフロアが素敵で、ここの隅に針穴カメラを置いて建物の空気ごと撮らせてもらった。見学者が500人訪れたと聞いた。
もう当日になってしまったけど、6/15も内覧会がおこなわれる。
詳しくは旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会のサイトで。