前回のエントリーで書いた通り、11月30日と12月1日に『永遠の心の恋人のライブと小旅行@名古屋』へ行ってきた。誰とも約束を取らない旅のはずだったんだけども、間際になって仲良くしてもらっている大阪の友人が、「チケットがまわってきて(しかも最前列….うらやまし〜!!)日帰りで観に行く事になったから、一緒に行かない?」と連絡が入った。それでは一緒に行きましょうと、30日の10時過ぎに梅田で待ち合わせて、ふたりで新大阪に向かった。
前日までに行きたい場所と食べたいものをリストアップして、携帯電話にメールで送っておいた。最終の新幹線の時刻とか、お店の場所とか、大まかなプランとか。前回名古屋に行ったのは、東京の時と同じでやはりライブを日帰りで観に行った。2001年の9月30日だから4年ぶりになる。
新幹線で一時間弱で名古屋駅に着き、まずは美味しいものを食べに新幹線西側地下のエスカ街へ向かった。ここにはミソカツの矢場とんも味噌煮込みうどんの山本家総本店が入っているのだ。矢場とんは昔、当時名古屋在住だった友人に本店に連れて行ってもらったお店。(調べていると本店は現在は立派なビルになっていた。) 山本家総本店は行った事がないお店だけど、評判がとても良い店だったので気になる。まず山本家総本店へ行くと12時前だというのに順番を待つ列ができている。矢場とんに行ったらカウンター席が空いていたので矢場とんに決定。海老フライ定食とヒレカツ定食を頼んだ。こういう時って二人で行くと料理を分け合えるので嬉しい。大きな海老フライは初めて食べたんだけど美味し〜い!! ミソダレのヒレカツも美味し〜い!! 多いかなと思ったご飯もぺろりと平らげた二人なのだった。

その後、名古屋駅から徒歩圏内のホテルへチェックインへ向かう。お得な料金で広い部屋のシングルを予約していたのに、ツインルームのシングルユースにしてもらえた。早く行くと良い事あるね。広くて広くて一人じゃもったいないくらい;)
ライブの開場時間は17:30開演時間は18:30。時計を見ると13:30。どこへ行こう。カメラはコンパクトデジカメだけ持って行くことにして後は置いて行く。友達は名古屋城と水族館方面は万博で来た時に行ったらしい。それでは『ノリタケの森』へ。『ノリタケの森』は名古屋の観光地を調べている時に見つけた所で、陶磁器のメーカーのノリタケの施設。名古屋駅から歩いて行ける距離にある。クラフトセンターでは絵付け体験もできる。ギャラリーもある。アウトレットショップもある。すべてをまわる事はできないかもしれないけど、絵付け体験はしたい。ノリタケの森へと歩く途中で、絵付けをやろうよと誘惑してみるものの、「絵心ないからやらない」といい返事が貰えない。

到着。素敵な煉瓦の建物と銀杏の葉っぱが舞散る素敵な庭園で、「いや〜ん、針穴カメラ持ってくれば良かった」と後悔した。クラフトセンターのギャラリーを見た後で絵付け体験の申し込みをする。再び誘惑してみたけど、しっかり断られる。「私も絵心ないし描けないんだけど、楽しい記念になるからやるんだけどな〜」とダダをこねる振りをしてみても、しっかり断られる。仕方ないので一人で体験することにした。

絵でも字でも何でも描いていいんですよ。と、ノリタケの担当の女性はにこやかに図案集を、真っ白いマグカップと共に差し出してくれた。(プレートとマグカップは1600円の送料込み)着色の仕方を簡単に教わった後、何の絵にしようかと悩む悩む。いっそラインをいっぱい引いて、チェック柄でも描こうかと思った。絵付けの時間制限はないのだけど、私たちはこのあとライブだから時間もない。結局ドット柄にしてしまおうとブルーで点々を付けていってるうち、これは雨粒のようだわっ♪と、雨粒マグカップにしてしまった。アクセントにアンブレラ一本。赤い色にしたかったのたけど、色見本の赤は好きな赤ではなかったからピンクで。ガンコな友人には、裏に長靴を描かせた。うまいじゃん…。一週間から二週間後には焼いて送られてくることだろう。うまくできていますように。


アウトレットショップで小さな白いプレートとカトラリーを買い求め、カフェでお茶を飲んだ後に名古屋駅まで戻った。ライプが終わる時間が遅いので、気の利いた買い物をするには今しかない。私は、あの広いホテルの部屋で飲みたい発泡ワインのハーフボトルとライブの前の腹ごしらえのサンドイッチを買った。
名古屋駅からライブ会場のレインボーホールのある笠寺駅までは11分。笠寺駅を降りると、すぐレインボーホールがある。名古屋駅のプラットホームで乗りたい電車の扉が閉まるのを目撃した後、ホームで待っていると私を呼ぶ声が聞こえた。おおっ!Hさん。Hさんも大阪の友人。今回のツアーでは代々木でも偶然出会ったし、大阪でも大阪城ホールから京橋に向かうIMPの前の信号で出会った。(ちなみにHさんは今回すべてのライブに行く予定)人の多い中何度も偶然出会えるのは、やっぱり縁があるんだろう。また大阪で遊んでね>Hさん

会場に到着した。大阪から一緒に来てご飯食べてノリタケの森で遊んだ友人とは、ここでお別れになる。日帰りする友人はライブ後は急いで駅に走らないといけない。開演までは最前列を譲ってくれることになった友人の友人に会ってチケットをもらったり、たくさん約束をしているその他の友人に会ったりしないといけない。気をつけて帰ってねと別れをつげて、私は会場に入った。誰とも約束を取らない旅の実質的なスタート。私の席はスタンド席の上のあたり。両端は両方一人で来ている女性。話しかける切っ掛けさえあれば話しかけてお友達になっていたかもしれない。でも今回は切っ掛けがなかった。開演前のBGMを聞きながら、胸をドキドキワクワクさせて開演を待つ気持ちは、みんな同じ。この名古屋のライブの後は、いつS氏のライブがあるのかわからない。チケットが手に入るかもわからない。またしばらくの長い別れの日々なのだ。(大げさなんだけど、10代の頃からの特別な永遠の心の恋人なので御勘弁;P)

ライプの感想は、「幸せだった」「最高だった」「元気をもらった」月並みで恥ずかしが、そんなことしか言えない。何回観ても同じ曲をやっても、いつも頭も心も真っ白にしてライブを観ているので仕方がない。曲の途中で昔の自分の事を思い出したりすることも多い。彼に会う時は、いつだって少女の私に戻ってしまうのだから。
ライブが終わり、帰途に着く人の駅までの道の混雑が和らいだあたりで、駅に向かい電車に乗って名古屋駅まで戻った。ああ、ビールが飲みたい。何か食べたい。でも23時近くでは居酒屋くらいしか開いていない。広いホテルの部屋で飲むために発泡ワインを買ったというのに、ビールが飲みたくてたまらない。未だ未経験の居酒屋ひとりご飯を体験してみるかな…。駅からホテルまでの道で見つけた居酒屋のチェーン店のドアを開けた。「ひとりなんですけど空いてますか?」
やっぱり女ひとりで居酒屋ってアレなのかなあ。「…少々お待ちください」女性の店員さんが奥へと引っ込み、男性の店員さんが出てきた。「4人テーブルなら開いているのですが、後で席を移動してもらうかもしれません」と言われた。そんな事はかまわないから、どうか私に生ビール中ジョッキを飲ませて下さい、と言いかけた言葉をぐっと飲み込み「構いません(ニッコリ)」と席に案内してもらった。店内を見回すと、一人で来ている人は男女ともいない。そういうもんなのかな?
待望の生ビール中ジョッキで喉の渇きを癒した後、料理を数皿オーダーする。点心と中華粥、お漬物。ぺろりと平らげてしまったのでビールをもう一杯と手羽唐を追加。もうお腹いっぱい。ごちそうさま。席を移動する事なく、居酒屋ひとりご飯初体験は無事終了。

広いホテルの部屋に帰ってきた。ホテルで飲もうと思っていた発泡ワインだけど、もう飲めないよ。大阪まで持って帰ろう。窓からはテレビ塔の先の方が見えた。広いホテルの部屋に慣れてないので、どこに座っていいのかわからない。今回は文庫本も買ってこなかったし、何していいのかわからない(笑) お風呂に入ってテレビの深夜映画の音を小さくして点けたまま、ふたつある広いベッドの片方で眠った。
後編へ続く
(写真は私のblog用のFlickrから。写真をクリックすると少しだけ大きなサイズで見る事ができます。)
コメント
うー、いいなー。アタシ名古屋好きなんよ(・∀・)
で、しおりw
楽しい旅だったようで!
おいらは遠征するとライブだけなので、
今度は少し余裕を持っていろいろ楽しもうかな。
マグカップ、できあがったら見せてくださいねー♪
rukaさん
そうなんだ、名古屋好きなのね。
素敵な場所あったら、こっそり教えるように;P
ろじゃむさん
ありがとう。とても有意義な旅でした。
もう当分ライブがないので、私のライブをからめた小旅行は
しばしお休みになりそうです。こういう機会でしか旅行しなかったけど
これからはライブがらみでなくても色々旅行してみたいです:)
マグカップは早く仕上がったようで、日曜に届きました。
子供のお絵書きの方がずっと上手です(笑)
近いうちにここに貼り付けとくから見て笑って下さいね。