針穴は禅

針穴写真を撮る事って、禅のようだと思います。


だけどそれは、私に限っての事かもしれません。
持ち歩いているだけで、好奇の視線を浴びます。
観光地で撮影していると、取り囲まれる事もあります。
職務質問された経験は、まだありませんが
「それはカメラですか?」と尋ねられた回数は数えきれません。
針穴写真を知らない人とのトラブルで、撮影済の貴重なフィルムを1本取られた事も。
冬は寒いし、夏は暑いです。
寒い日の風が強い澄んだ空気の夕暮れ後
長時間露光している時は、まるで修業のようです。
真上からジリジリ照りつけられる真夏の太陽の下の針穴散歩は
「いったい私は何でこんなことしているのか」と
流れる汗を拭いながら自問自答しています。
とても楽しいのだけど辛い
辛いのだけど楽しい
撮っている時はとてもワクワクした気持ちなのです。
この気持ちは、針穴写真を撮ったことのある人だったらわかってもらえるはず!


さて、この釣鐘
天満橋から南に少し進むと、大阪では珍しく高低差のある場所があります。
上町台地の北の端に位置するのでしょうか
先週の土曜の暑い日、そこを歩いてみようと思いました。
そこで見つけた釣鐘です。町名もまさしく釣鐘町でした。
釣鐘の詳しい事はこちら
暑い暑い日でした。
邪魔になるからと持って行かなかった日傘、被らなかった帽子
次々目の前に現れてくる魅力的な風景
侮ってました。熱中症寸前でした。
“好きな事、楽しい事には夢中になって時間を忘れ集中する。”
これが私の良いところ。
反面、
“つい無茶をする。加減を忘れる。限界までやってしまう”
(注:好きな事に限る)
これが私のだめなところ。
うまくバランス取っていきたいものです。
下の写真は、その日にGRD2で撮ったコラージュ。


ちなみに、針穴のフィルムを現像したのは日曜日のお昼。
3本浴室で現像したんですが、サウナ状態でした。
現像液の温度にはあんなに気を使うのに、自分の事は後回し。
3本目のリール巻きにもたついて、傷をつけてしまったし。
自分の身体もフィルムも、もっと気をつけてあげなくちゃですね:P

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ruka より:

     あいかわらずイイ絵撮るねぃ~

  2. てんちゃ より:

     あんな暑い日にホント無茶しますね
    私は根性ないから真夏の写真ってないんです
    ナツイロ展とか絶対出せない!(笑)
    帽子は絶対にかぶりましょう~~~

  3. 田中邦雄 より:

     私が京都の祇園・木屋町・川原町など、京都のど真ん中でピンホールを撮っているときは、気配が消えるのか、消すことが上手いのか、囲まれたことも、質問されたこともありません。
    ただ時々家から出てくる人に挨拶されることがあります。同じ京都の人間だと分かるのでしょうか?
    もっとも、ローライの二眼レフで撮影していたときに、女子高校生に取り囲まれて質問攻めにあったことがあります。
    うれしいやら、恥ずかしいやら。

  4. Valentina より:

    Konnichiwa
    thanks a lot
    I’m waiting for the email!
    Arigato
    Valentina-

  5. tearoom より:

    rukaさん
    ありがとう!!
    てんちゃさん
    反省しております。
    一番危なかったのは帰宅する途中でした。あれこそ無茶で無茶苦茶でした:P
    田中さん
    A氏に言われた事があります。「それはあなたが女性だからです。」と。
    そうなんでしょうか。
    女子高校生は嬉しかったでしょう:) 私が話しかけられるのは、ほとんど年配の男性なのです。
    Valentina san
    I took out an email to you.
    Did you read?

コメントの入力は終了しました。